2017年07月03日

セルフスタンドは非ユニバーサルデザイン

 セルフスタンドで給油を終え、エンジンをかけてさぁ出発、と思ったらガラス越しにお婆さんが「ガソリンが入らないんです。助けてもらえませんか?」と話しかけてきた。いったんエンジンを切ってクルマを降り、お婆さんに着いていくと、僕の使った給油機の裏側にクルマが1台。クルマの脇にはお爺さんが立っていた。

セルフスタンド

 クルマの給油口は開けられ、給油ノズルも刺さった状態で「ガソリンが入らないんです。どうしたらいいですか?」と言うので「お金は入れましたか?」「油種は選びましたか?」「最後に確認ボタンを押しましたか?」と聞くと、それらはすべて完了している、との事。じゃあ後は引き金を引くだけで給油できるハズ‥‥おかしいなぁ。と思い、引き金を引いてみると、ガソリンの流れる脈動が手に伝わって来た。給油機のメーターも正常に動いている。「ちゃんと給油できてますねぇ。もう1度ご自分でやってみてください」と言って、お婆さんにバトンタッチ。お婆さんの操作でメーターが動き始めた。「給油が始まりましたよ。メーターもちゃんと動いてますし、満タンになったら自動的に止るから大丈夫ですよ」と伝えると「お急ぎの所どうもありがとうございました」と頭を下げられた。

 一件落着してその場を立ち去ろうとした時、背後から「引き金を引いた時にカチッと音がしなかったけど、どうしてだろうね?」という老夫婦の会話がチラッと耳に入った。「ん? カチッ?」確かに僕が操作した時もそんな音はしなかったが、もしかして彼らはその「カチッ」という音を頼りに、給油中かどうかを判断しようとしていたのだろうか? ま、それはともかくとして、セルフスタンドという場所は、お年寄りに優しい場所とは言えないかも知れない。僕ですら初めての給油所に行くと、操作に戸惑う事がある。お店によって機械も違えば操作法も違うし、支払い方法も「現金にしますか?」「クレジットカードを使いますか?」「提携のサーヴィスカードでポイントゲットできますよ」‥‥などと次々に選択を迫られ混乱しそうになる。しかも操作のほとんどはタッチパネルで、ちゃんとボタンが押せたかどうかの確認も難しい。それが耳の遠いお年寄りともなれば尚更で、ボタンを押した際の電子音や、音声ガイドが聞き取れない事だって多いにあると思われる。
posted by ひげフレディー at 15:04| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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